質屋『伊勢屋』
一葉ものれんをくぐったと言われている質屋 『伊勢屋』さん
北海道から上京して落ち着いた菊坂町.......
甚くさいなまれていた啄木が、突然北海道から上京して落ち着いたのも、この本郷菊坂町界隈であった。当時、金田一京助が下宿をしていた菊坂町の「赤心館」(現在、オルガノ(株)の敷地内)に転がり込んできた。突然の居候を抱えて、困惑しているのは、京助の方かと思いきや、さにあらず、「朋あり、遠方より来たる、亦楽しからずや」である。盛中時代には、同じ文学を志し、共感を味わった同志でもある。長い間のご無沙汰をわびて、お互いに旧交を温めあった。
甚くさいなまれていた啄木が、突然北海道から上京して落ち着いたのも、この本郷菊坂町界隈であった。当時、金田一京助が下宿をしていた菊坂町の「赤心館」(現在、オルガノ(株)の敷地内)に転がり込んできた。突然の居候を抱えて、困惑しているのは、京助の方かと思いきや、さにあらず、「朋あり、遠方より来たる、亦楽しからずや」である。盛中時代には、同じ文学を志し、共感を味わった同志でもある。長い間のご無沙汰をわびて、お互いに旧交を温めあった。
啄木の歌が初めて掲載された『明星』 明治35年(1902)